46歳の独女が、迷走の日々を綴っています。

死亡説 前編

日々の雑考・できごと
Photo by Marcelo Leal on Unsplash

こんにちは、ハイコです。4連休も折り返しを過ぎましたが、なにか素敵な思い出はできたでしょうか?
ハイコは今のところ何もないです。

さて、先日のブログでハイコは腸閉塞で手術をした過去があると書いたのですが、その時のことをちょっと掘り下げたいとおもいます。
腸閉塞と言っても、腸にモノが詰まったわけではなく、胃を覆っている膜に穴があき(胃自体に穴が開いたわけではないです)、そこにちょうど大腸がぐいぐいと入り込んでしまい、要は自らねじれに行った結果詰まったみたいな感じになったのです。
ちなみにこのお話は2018年、コロナ前のことです。もし今発症したら、結構大変なことになっていたかもしれないです。

発症は明け方。
尋常じゃないみぞおちの痛みで目が覚めました。
食あたりかなとおもい、トイレにいったのですが、何もでません。
だんだんとみぞおちピンポイントから、お腹全体へと広範囲に痛み出しました。
トイレに座っているのもしんどいので、自室に這うように戻り横になりました。
しかしどんどん痛くなります。
吐き気もしてきました。

この症状は…もしや盲腸?

実はハイコの弟は昔盲腸で入院した際に、はじめはただの胃痛かと思ったらしいのです。
盲腸だと脇腹が痛くなるもんだと思ってしばらく放置した結果、薬で散らすには手遅れで開腹手術になってしまったそうです。
割とハイコはその弟と似ているといわれることが多いので、これはついに盲腸か!!と覚悟を決めました。

開腹手術でも何でも来い!受けて立つ!そうじゃない、とにかく痛い!本当に痛い!
この痛みから解放されるなら、なんでもします、という気持ちです。

ということで、電話を掛けよう。
まずは、#7119です。
救急車を呼ぶほどの症状か迷ったハイコは、いったん東京消防庁救急相談センターに電話をしました。
ハイコ母はこの時点でかなり動揺しており、母に頼んでもどうにもならんとおもって、自分でかけました。すぐに担当の女性(看護師さん?相談員)が出て症状を聞かれました。

「尋常じゃなくお腹が痛いのですが、トイレに行っても何も出ない。だんだんと吐き気もしてきました」と伝えたところ、これは一刻を争う症状と判断され、そのまま救急に転送されました。
また一から救急に説明すると、救急車を出してくれるとのこと。
ハイコ家は集合住宅でしかもエレベーターです。
担架を玄関まで持ってくるのはエレベーターでは無理なので、これは自力で下まで降りて待っていたほうがよさそうです。

時刻はこのとき朝6時過ぎ、このタイミングでピーポーが鳴るのはちょっと恥ずかしい。
ということで、サイレンは鳴らさないってできますか?とお願いしたのですが、結局盛大にピーポーピーポーが聞こえてきて、ハイコはおばあさんのようにかがみながらエレベーターに乗って一階エントランスまで自力で向かいました。
しばらくするとエントランスの外にストレッチャーをガラガラと押して救急隊員の方がやってきました。
救急車は手前の2車線ある道路に止めてあるようです。
ハイコは自ら外に出て、ストレッチャーに上りました。
もう、早く連れて行ってください。
痛み止めかなんかあれば、とりあえず、点滴してください。
多分盲腸なんです。
と、懇願したかはさておき(や、していません)、救急車に乗り込めばこの痛みから解放される!と思ったのです。そういうものではないのですね。

結局救急車の中で30分ぐらい搬送先が見つからず、待機となりました。
痛いよう。
その間一緒に乗り込んだハイコ母は、救急隊員とこの辺りの道路事情なんかを雑談しており、さっきの動揺はどこにいったんだ?これが俗にいう「正常バイアス」か?と思うぐらいでした。

ようやっと受け入れ先が見つかって、病院に着いたのは7時近くでした。
そこで念願の痛み止めの点滴をうってもらったのですが、全然効きません。

看護師さんが「どうですか?少し楽になりましたか?」と声を掛けてくれるのですが、
いえどんどん痛くなります。しかし看護師さんは「おかしいなあ」というクールな反応。
なんかハイコが痛みに弱い人みたいになってるじゃないですか。

多分盲腸です。
盲腸って、痛いんですよね?すごーく痛いんですよね?と心の中で叫んでおりました。
続いて看護師さんに「お腹のCTと、血液検査しますね」と言われて、ハイコは思い出しました。

そういえば弟は血液検査をしたら白血球が異常に増えていて、体のどこかに炎症が起きている=盲腸だと判明したといっていました。
そうだ、血液検査をすれば一発です。
白血球が異常に増えているはずです。
ああ、これでこの痛みから解放される!と、期待を込めて血液検査とハイコ的にはついでのCT検査をうけ、結果をまちました。
というか、このあたりの記憶が若干怪しめです。
とにかく痛かったもので…。


しばらくして結果がでたのですが、予想外に白血球をはじめ血液検査の数値は正常値。

なに?どういうことだ?盲腸じゃないの???

もうなんだかわからないけど、痛くて我慢できません。
麻酔でもなんでもいいから打ってください。
原因がわかったら寝てるんで適当に手術してください。

しばらく痛みに朦朧としていると、外科医の先生がやってきました。

「CTの検査結果を見たんですが、どうやら腸がどうのこうので…」何を言っているのかちょっとわからないのですが…。

「ということで、今度は造影剤を点滴してさらに詳しくCT検査します」

ん?また検査?
もう、死にそうです。
でもどうやら、死ななそうだから改めて検査するんでしょうね。
もうされるがままで、造影剤を点滴され、ダメ押し二度目のCT検査をしました。
すると先生の予想通り、大腸がとんでもないことになっていたのです。
こうしてあれよあれよという間に緊急手術が決まりました。
「腸については、ちょっと開けてみないとどういう状態か分かりません。もし壊死がはじまっていたらそこを切り取って、云々…」

や、もうなんでもいいんで、さっさとやってください。
同意書にサインを求められ、とりあえず理解半分でサインしました。
あ、そういえば今日は仕事の日だった。
やっと痛みから解放されるめどが立ち、ハイコは急に仕事モードになりました。
とりあえず、会社には報告しておかねば。
お腹を切るから暫くはお休みすることになるし、しかも開けてみないとわからないというからには、場合によってはかなりの期間に及びそうです。
まだ始業前だったので会社の同僚にLINEをしました。
「急遽腸閉塞で緊急手術になりました。入院期間は手術してみないとわからないということで、とりあえず手術が終わったら改めて連絡します。」とだけ入れました。


そして、いよいよ手術、念願だった麻酔注入です。
ちなみに全身麻酔でした。
あのすいーっと何かに引き寄せられるような、深い眠りに一気に落ちる感じは独特でした。

「ハイコさん!意識はありますか?」と麻酔の効き具合を確認されるのですが、もうむにゃむにゃ…という感じです。


すみません。長くなったので、後編につづく。

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