今日は2021年5月30日です。
ごみゼロの日ですね。今日のお昼ご飯は即席のトムヤムクンラーメンです。→これお勧めです。我が家では近所の輸入商店で安く買って常備してあります。
それはさておき、この時代を生きている人は避けて通れない共通の話題といえば<新型コロナウィルス>ですね。
前編の続きです。
受付の方が戻ってきました。
受付「先生に確認したところ、やはりこの体温(37.8度)では、検診は無理だそうです。」
私「30分以上歩いてきたんですけど、今日は暑いですし…。」
受付「さすがにこの体温は、それを加味しても無いです。」
…それなりの数の検診受付をこなされてきたんでしょうから、そうなんでしょうね。
返す言葉がない。
受付「とりあえず、今日は検診は無しになるのですが、院の規定で発熱外来にいっていただだきます。」
私「…?」
ちょっと想定していなかったです。
よく考えれば、こちらは地域の総合病院、そとでは特設テントにて高齢者接種も行われているのです。
もちろん発熱外来もあるみたいで、保健所からのあっせんで案内される人もいるでしょう。
でも、私自覚症状ないのです。
何されるんだろうか。
鼻に綿棒ぶっさされるあれをやられるんでしょうか。
血液検査はさすがに無いよね→注射苦手。
思い巡らせること数秒。
受付「係の者が案内しますので、受付の外の廊下にある椅子でお待ちください。」
と、10メートルぐらい離れた廊下に設置してある椅子に誘導される。
これまたずいぶんと離れた…。
そうか!自分はコロナ陽性の可能性がある、ということなんですね。
一気に不安度が増してきた。
同居家族(母、兄)以外との接触はほぼないものの、日々の買い物なんかは行っているし、インド株は感染力高いっていうし、ウィルスに絶対は無いのだ。
ぽつんと廊下で待たされている間に、気分がどんどん滅入ってくる。
係「お待たせしました。ハイコさんですか?」
私「はい。」
係「もう聞いてらっしゃると思いますが、発熱外来にご案内いたしますのでついてきてください。」
促されるまま、係の人の後ろを歩く。
本当なら今頃マンモグラフィー検査をしている頃だろうか。
それがこんなことに…。
いや待てよ、そうだ!前向きに捉えれば、無料で検査してもらえるんでしょうし、良い機会だ!
そんなに落ち込むな自分。
係「こちらになります。」
病院の端から端まで歩いた気分。どん詰まりのところに発熱外来はあった。
2メートルぐらいの高さの仕切りが1.5メートルおきごとにあり、その中に椅子が一脚おいてある。
そこに座るよう促される。
係「発熱外来専用の問診票です。こちら記入してお待ちください。あとこれを。」
と言って、パルスオキシメーターを右手人差し指に挟まれる。
血中酸素濃度を測るやつですね。
割とすぐに計測できて、数値は98でした。
正常値はいくつなんだ?おーい。
係「続きまして、こちらで改めて検温ください。」また体温計を差し出される。
係「今回はPCR検査と抗原検査を行います。またお声がけしますので、問診票の一番最後に体温を記入しておいてください。」
係の人がいなくなった後、98を忘れないうちにグーグル先生に聞いてみた。
どうやら99~96%が正常値のようです。
よかった。
これで異常値だったら、もう自分の感覚が信じられない、何もかも。
問診票はさっきの乳がん検診で書いたものとは当たり前だけどだいぶ内容が違っていました。
◎直近4日間での4人以上での会食の有無→この設問自体ちょっと記憶曖昧です、もちろん無。
◎発熱はいつからか→これはさっきとしか書きようがない。
◎体調の変化はいつごろからか→いえ、自覚症状ないのでなんとも。
…とまあ、こんな感じ。
そして、肝心の体温は37.3
三度目の正直。
これはぎりぎりセーフでしょ?
誰にともなく、懇願するような気持ちになる。
10分ほど待っていたら、さきほどの係の方とは別の、割としっかり防護されているゴーグル&マスクの検査担当の方が来ました。
検査担当「本日検査させていただく○○です。本日はPCR検査と抗原検査をやります。抗原検査は結果がでるのに15分程度ですが、PCR検査は時間がかかります。抗原検査で陰性の場合は、そういった事情で検体採取してもPCR検査は省略して終了になる場合がございます。」
にわかにわからないけれど、検査を2回するのかな?とりあえず、ハイとだけ返事をさせていただく。
検査担当「体温も、37.3ですね。うーん、問題なさそうですけど、一応検査します。こちらへどうぞ。」
促されるまま検査担当者の後ろをついていく。
その際、衝立で仕切られたほかのブースの前を通るのですが、咳込んでいる方もいらっしゃいます。
発熱外来ですもんね。
横に仕切りがあるだけなので、天井や前方はノーガード。同じ空気です。
なるべく深く呼吸をしないように心がけました。
検査室に入ると、ニュースでよく見るビニールの間仕切りに小さい穴が丸く開けてあり、そこから先ほどの検査担当者がにょきっと腕を出します。
丸椅子に座って、前方斜め上を見るように言われ、あとはされるがままというか…。
インフルエンザの検査と同じ、長い綿棒を鼻から差し込まれ、咽頭の粘膜を採取します。
いたーい。けど、我慢。
ここでくしゃみなんぞしようものなら痛さが倍増。
検査担当者「はい、続いてPCR検査の検体採取しますね。」
先ほどの説明では、抗原検査が陰性なら無駄になる予定の検体採取ですね。
とってもいたーいんですけど、頑張りますよ。
検査担当者「同じ側で採取していいですか?」
や、無理だ。もう一回同じ穴に刺されたら、回復にかなりの時間を要する。
私「すみません、反対でお願いします。」即答だった。
こうして無事検体採取は終了。
結果が出るまで先ほどと同じブースで待つよう言われました。
また先ほどの咳込まれている方の前を通って戻ることに。
前方ノーガードなので、ちらっとみるとまだお若いお嬢さん。
顔色はそんなに悪くないけど、咳込んで辛そう。
いろんな意味であなたも私も陰性でありますように!と願いました。
後編へ続く。