ということで、母の記念切手から50円切手×6枚=300円分をいただきました。
重さ150gぴったりというのが若干気になりますが、多少の誤差なら目をつぶってくれるだろうと適当に考えていました。
厚さがポストに入るサイズではない(ポストに入る大きさは大体3センチ強ほど)ので、郵便局の窓口に持ち込むしかありません。
郵便局の計測で、150gを超えた場合、すでに添付した切手では足りなくなるのです。
でもやっぱり「まあ、なんとかなるだろう…。」と呑気に構えて郵便局に行きました。
郵便局に到着するやいなや、貼られた切手の額と重さが合致しているか確認のために、窓口の担当者が早速計測器に品物を乗せました。
ここで、ハイ子の嫌な予感が的中。
重さは、150.5gになっていました。
あれ?…持ってくるうちに、湿気でも吸ったのかな。
ハ「家で測ったら、150gぴったりだったのですが…。」と、無駄な抵抗を試みます。
ためしに、品物を軽く押してみたり(衣類じゃないので、押したところで空気は抜けません)振ってみたりしたのですが、何度計測しても150.5gです。(諦めろ)
ちなみに、150gより0.1gでも重いと、送料は350円に跳ね上がり、追加で50円切手を一枚購入する必要があります。
困った…。(困ってないで、50円ぐらい買え)
負けてもらえませんか?的な視線を、担当者の方に向けたところ、担当者はちらっと隣に座る『主』みたいな体格の良い女性職員の方を見ました。
するとその『主』みたいな、女性職員が一言、
「あと50円必要ですね。」
と即答しました。
規則は規則なので、窓口ベースで負かる話じゃないですよね。(そりゃそうだ。)
万事休すか…。(だから50円切手買え)
するとおもむろに担当者が、はさみとセロハンテープをカウンターに出してきました。
担当者「そこの段ボールの端っこをちょっと切ったら、0.5gぐらい減るんじゃないでしょうか?」
ハイ子がせっせと自作した、不格好なお手製梱包は、たしかに無駄な箇所があります。
とはいえ、水濡れ防止のためにビニールテープでぐるぐる巻きにこれでもかと留めたのに…。
それらをはがして、やり直すのか…。
しかし、背に腹は代えられません。
はさみとセロハンテープを貸してくれるなんて、渡りに船です。
突如、郵便局が工作室に変わりました。
ハイ子は手早くはさみで無駄な梱包部分を切り取り、そこをセロテープでちゃっちゃと補強しました。
…と、スムーズにはいかず、すみっこをちょこっと切り取っただけでは重さは変わらず…。
何度も計測器をお借りしながら、最終的には角を二か所切り落として、なんとかぴったり150gになりました。
ほかにお客さんがいなかったので、なんとかやり遂げることができましたが、順番を待っている人がいたら、めちゃくちゃ迷惑なおばさんですよね。
脇汗出まくりです。
本当にすみません。
ということで、なんとか母からもらった(パクった)切手内で送付することができました。
「ハサミ&セロハンテープ」の貸し出しですが、ハイ子のような人がほかにもいるんでしょう…送料は負けられないから、あとは自分でなんとかしてみてね…という、やさしい心遣いだと思います。
あなたは郵便局で工作したことありますか?(急に問いかけるのやめて)
ちなみに、家に帰ってきて、切り取った部分をキッチンスケールで測ったところ、0gでした。
なんのことはない、キッチンスケールの最小計測単位は1グラムなので、0.5g=0gカウントになっていいただけでした。
おしまい