47歳の独女が、迷走の日々を綴っています。

そのほほえみがホラーにかわる~アラフィフおばさんがメルカリをやって気がついた 一番厄介なもの

日々の雑考・できごと
Photo by Justin Veenema on Unsplash
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こんにちは、ハイ子です。

ハイ子は昨年の7月、コロナ禍でありあまる【お家時間】を持て余した末、一念発起して家の断捨離をしました。

「断捨離の極意」それはすべてを白日の下に晒し、いるものといらないものを分別し、いらないものは捨てる(もしくはメルカリで売る)

ハイ子はそう心得て7月から9月の3か月間。
よりによって汗だく必至な時期に、みっちり断捨離を敢行しました。

とにかく家中の押し入れやタンスの中を全部ひっくり返して取捨選択をするわけですから、一瞬家が物盗りにでも遭ったか?というぐらいの尋常じゃない荒れっぷりとなりました。

自分の部屋を物置にしていた兄ですら、あまりの荒れ放題に「仕事で疲れてるのに、家に帰ってもおちつかない…」と愚痴をこぼすほど。

そんなこと言っていますが、圧倒的に「モノ」は兄の私物が占めていました。

メルカリで売れるものは<もう…引き返せない>(⇒クリックすると記事に飛びます)で記事にアップした通り、売り捌きました。

しかし、残念ながら売れないものもあります。


それが「ぬいぐるみ」です。


主にそれはUFOキャッチャーの景品です。

「でかいぬいぐるみ」は手に入れた瞬間、この上ない高揚感を得られますが、でかければでかいほどメルカリで売る場合に送料ばかりがかさむのに、全然高く売れないのです。

ぬいぐるみは、軽いけれど、厚みがあるため、厚さ7センチを超えると、一番安いサイズでも700円です。
例えば売値を1,000円設定にしても、10%を事務手数料でメルカリに支払い、残りの900円のうち700円が送料なのです。

実質200円の儲け。

しかも、3辺の和が60センチを超えると、送料は800円に跳ね上がります。

必死こいて、60センチに押し込めて、なんとか送料700円にしても、途中で膨らんでしまえばアウトです。


そんなハイコ家でぬいぐるみの大半を占めているのが、笑顔がかわいいあいつ、そう

「スヌーピー」です。

常に静かに笑っているような面構え。

ぎゅうぎゅうに衣装ケースに押し込まれていても、ほら文句もいわずに、みんな笑ってるよ。

まあ、出てくる出てくる、スヌーピーが…。

「このタンスの引き出しに入っているのはなんだ?おお、スヌーピーのぬいぐるみか」
「お、この袋はなんだ?おお、スヌーピーか」
「この段ボールはおお、スヌー…ピー…」

【金太郎あめ】のように同じ顔した犬がどんどん出てくる出てくる。


ちなみに運よくメルカリで売れたとしても、梱包するのも一仕事なのに、既出の通り利益は200~300円がいいところ。

下手したら送料だけでプラマイゼロ。

捨ててしまおうか、このかわいい顔した犬を。

よくよく考えれば、中身は綿。それを布で包んで、この目と鼻をくっつけただけじゃないか。

しかし兄に聞いたところ、町内会の夏祭りや子供会の景品にすると大変好評だとか…。

コロナ禍でそういったイベントはすべて中止になってしまいましたが、コロナ明けにはまた行事はあるでしょうし、まあ腐るもんでもないし、幸いすべてタグがついており、美品なのです。

そういわれると、無碍に捨てるのもなんだかはばかられる。

ということで、また白日のもとに晒した大量のスヌーピーをポリ袋に入れて、とりあえず重いものではないので、押し入れの天袋にしまいました。

45リットルのごみ袋で優に10袋はあります。

しかしどうやらまだまだいるようで、母親のベッドの下に衣装ケースが4つあるのですが、そういえばここは何が入っているんだ?

と例外なく白日の下に晒さねばと、衣装ケースの一つを開けたら「スヌーピー」そして残りの3つも想像通りの「スヌーピー」。

母曰く10年ぐらい前にしまう場所に困って衣装ケースにぶち込んでその上に板を敷いてお手製ベッドにしたそうです。

ちなみに兄の寝ているベッドも同じ仕様のため、おそらくそこにもスヌーピー。


想像してみてください…。

ぎゅうぎゅうに衣装ケースに押し込まれても静かに笑みをたたえた犬が、100匹いや200匹はいるのです。


…しばらくはちょっとトラウマでした。

かわいさも、過ぎたるは及ばざるがごとしですね。

兄のUFOキャッチャーの腕前を呪うばかりです。

おわり

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