48歳の独女が、迷走の日々を綴っています。

アラフィフ独女…人見知りおばさんがぼっちで人生初の「保護猫カフェ」に行ったら、人に癒された話

ぼっちメシ・ぼっちカフェ
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どうも、ハイ子です。

私は先日「ウチではペットは飼えません」と、我が家の最高権力者(名義人)である母に宣告された、実家暮らし無職の46歳です。

とりあえず、独り暮らしをするにも先立つものがないので、猫と触れ合ってみようと思い、近所の保護猫カフェに行ってみたのです。

ちなみに我が家では、なし崩し的にマルチーズを飼ったことはあるのですが(承諾をもらわずに、弟と二人で貰いに行った)猫は飼ったことがありません。

さて、その保護猫カフェがこちらです。☟

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コロナ対策のため事前予約制だったのですが、そうとは知らず思い立って行ったので、予約をしていませんでした。

しかし、たまたま席に空きがあり、快く入店させていただきました。

ちなみに現在は、2,200円でメイン+ドルチェ+ドリンクの3時間コースか、同じく2,200円でドルチェ3種盛+ドリンク飲み放題3時間コースの2択になっているようです。(※たしか3時間です…記憶違いだったらすみません)

すでに入口のガラス扉の向こうで、2匹の猫さんがこちらを見ながら待機しており、これは「猫まみれ」になるのではないか…と期待と不安に胸を躍らせたのですが、入店して、着席してからの猫さんとの距離感がこちらです☟

至近距離にいるも、微動だにしない猫さん
程よい距離感でくつろぐ猫さん

猫に対しても、いかんなく「人見知り」ならぬ「猫見知り」を発揮してしまうアラフィフ独女。

どうしたものか…(他人事)。

と、ここでかなり猫さんとの距離を縮めていた、ご夫婦らしき二人が退店してしまいました。

そんわけで、お客さんはハイ子だけになってしまいました。

ちなみにオーナーご夫妻が、客席のカウンターでテレワークっぽい作業をされているので、完全に店内に独りぼっちというわけではないです。

話が前後しますが、入店前に靴底の消毒と、かんたんな健康チェックのアンケートと、cocoaでのコロナ陽性者との接触履歴が無いかどうかのチェックがあります。

猫さんもコロナにかかるそうなのです。

猫さんのためにしっかりと対策をされていて、とても信頼できるお店だなと感じました。

チェックが済むと晴れて入店ですが、すぐにスマホをアルコールティッシュで拭き、洗面所で手を洗うように促されます。


そしてもちろん猫さんを触る前もアルコール消毒、自分が食事をするときもアルコール消毒、猫まみれならぬ、アルコール消毒まみれで、自分が何をしているのかだんだんわからなくなりますが、それもすべて「猫さんファースト」です。

ちなみにハイ子は「ドルチェ3種盛り+ドリンク飲み放題」をオーダーしました。

ハイ子の勝手な先入観ですが、○○カフェと銘打ったなんらかのコンセプトが付くお店って、なんとなくフードのクオリティが低いイメージがあるのです。

要は「猫さん」と触れ合えれば、食べ物は二の次ですよね?という暗黙のルールが存在している気がするのです。

パスタもきっと、できあいのレトルトソースだったりするんだろうな…と思い、とりあえずはずれの少ない「ドルチェ3種盛」にしました。

3種は、自分の好きなものをセレクトできるのですが、ハイ子はカタラーナとティラミスとジェラートにしました。

食事をとっているときに、猫さんが食べ物に興味を示して寄ってくるので、その時はちょっとかわいそうですが、こちらのスプレー(水が入っている)を顔に吹きかけてくださいと店員さんから指示を受けました。

人間の食べるものを口にするのは厳禁ですからね、承知しました。

猫さんとの距離を縮めるすべを知らないおばさんは、宙を仰ぎながら、たまに猫さんを見たりして、何とも言えない時間を過ごしました。

しばらくして、デザートが運ばれてきました。

それが、こちら☟

左から、ミルクジェラート、ティラミス、カタラーナ

な…なんと!

本格的!

ちなみにジェラートは振りかけるリキュールを選べるようになっており、ハイ子は「ライチのリキュール」をセレクト。くちどけもよくさっぱりしていて、王道のジェラートです。

ティラミスは甘さ控えめで大人な味。

カタラーナは上部のパリッとしたカラメルの食感もよく、クリームは濃厚。

なんだこれ!どれも、めちゃくちゃおいしいではないか!

丸の内あたりなら、猫さん抜きでもドリンクセットで2,200円はくだらない…元も子もないことを考えてしまいました。

これなら、メインのパスタも期待が持てる!

と、猫さんそっちのけで「ミスター味っ子の味皇」ばりに感激し、猫さんが寄ってくる前に「一気食い」してしまいました。

ごちそうさまでした。

ドリンクも、カフェラテをお願いしたところ、氷がコーヒーでできており、解けても味が薄くならないなど手間がかかっていて、勝手な先入観を抱いていた自分を反省しました。

ひとしきりドルチェを堪能したあとは、いよいよ「猫さんタイム」といきたいのですが、お腹が満たされても、「猫みしり」は解消できず、ただただ猫さんを眺めるだけのおばさんが1人。

猫さんは距離を保ったまま、こちらを見ています。

何しにきたの?と言われているよう(そんなことはない)で、切ない。


そんなおばさんを店員さんが見かねて、猫さんを抱っこして連れてきてくれたり、「猫は飼ったことあるんですか?」とか「この店は、どこで知ったのですか?」等々、話しかけてくれます。

ハイ子が「犬しか飼ったことが無いし、猫カフェは生まれて初めて来た」ということを伝えると、優しい店員さんが、猫さんの触り方や、お尻のあたりを強めに叩くと喜ぶ子もいるなど、猫さんとのふれあい方を教えてくれました。

YouTubeでは、散々猫動画を見ているくせに、実際猫さんとのふれあい方についてはまったくの素人であることを痛感しました。

そしてなにより、ここは店員さんが優しい。

相変わらず、猫さんとの距離は縮まったのかどうなのか…そもそも猫とはそういう性質なので、一見さんにはそうやすやすと心を開くことはしないのでしょう。

しかし一方の人間であるハイ子。

最終的に「現在、宅地建物取引士の試験勉強をしている無職」ということまで店員さんに開示してしまいました。

すると帰り際「勉強頑張ってくださいね~」と声援をいただき、なんだか猫さんとのふれあい以上にグッとくるものを感じてしまいました。

母からLINEで「近所の激安店で油揚げを買ってきてください」というミッションを命じられてしまったので、売り切れる前に買わなければと、中途半端にお店を後にしてしまったので、またお金ができたら(永遠にできない説)お邪魔します。

そして、油揚げは売り切れており、代案として同じ値段の厚揚げを買いました。

まさかのこれがみそ汁の具にクリティカルヒットです。

猫さんとのふれあいよりも、店員さんの優しさに感銘を受けたよう、どこにどう「心にヒットする事案」が転がっているかわからないものですね。

現場からは以上です。

おしまい