47歳の独女が、迷走の日々を綴っています。

「最愛」アラフィフの偏向レビュー いろんな家族愛を描いたドラマ~切なさが後味の悪さを上回る

本・テレビ・食 レビュー
Photo by Kevin Delvecchio on Unsplash
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こんにちは、ハイ子です。
本日は先週18日に最終回を迎えた「最愛」のレビューを書きたいと思います。
ちなみに本当に久しぶりに1話も欠けることなく最終回まで見たドラマでした。
Tverで、でしたけど…。

ネタばれもあるのでこれから見ようと思っている方は読まないでくださいね。
そしてかなり端折っているのですでに見終わった方しか響かない内容かもしれないです。

そもそもなぜ見ようと思ったのかというと、単純に松下洸平さんのファンだからです。
スカーレットでハマりました。ご存じの方もいるかと思いますが、八郎沼にはまった一人です。

そしてこの「最愛」というタイトル…。
これはきっと純愛というか、吉高由里子さん演じる梨央と松下洸平さん演じる大輝の10年越しのLOVEストーリーかなと思ったのですが、予想を大きく裏切る「かなり本格的なサスペンス」でしたね…。

最終回まで見て、この物語のキーワードは一貫して「家族」「ファミリー」だったんだなと思いました。
最愛の愛は、恋愛の愛ではなく「家族愛」でした。

物語の序盤では主人公梨央の岐阜での生活が描かれます。
当時の梨央は父親と弟の3人で家族愛を育みました。
その後父親を失い、進学のために東京に出てきてからは「真田ファミリー」というまた違う形の家族の中で第二の人生を歩んでいくのです。
母親の梓は途中黒幕っぽい怪しげなシーンもありましたが、結局は「真田ファミリー」として会社を最後まで守ろうとし、不正の責任を一手に引き受けて退任します。世間一般でいう「家族」は築けなかったけれど、経営者として会社を真田ファミリーと考えての選択だったのではないでしょうか。

途中ドロドロとしたマネーゲームや人を陥れて自分がのし上がるような企業系ドラマにシフトするかと思いきや、誰もが家族やファミリーを守るために最善策を模索する中で過ちを犯してしまったんだな…と。
一貫して煮ても焼いても食えぬ「悪人」は冒頭で弟の優に突発的に刺されて死んでしまった「渡辺康介」だけだったよね…。
ということで、内容の割に後味の悪さというよりは、切なさが残る展開でした。

最終回の終盤、加瀬(井浦新さん)さんがスマホで大輝と話しながら、顔色変えず息も上げずに歩いて、あの警察の包囲網をすんなりくぐりぬけたのにはかなりの違和感が残りますが…。
もしかして加瀬さん忍者?岐阜は伊賀甲賀も近いし、実は出身が梨央と同じで…などと最後の最後でおかしな妄想を始めるアラフィフなのでした。

おしまい

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