どうも、ハイ子です。
昨年12月末で、22年と8カ月働いた会社を退職しました。
退職金規定のある会社に勤めていたので、額は少ないものの、老後資金の足しにするつもりでいました。
しかし…です。
時代(?)がそれを許してくれませんでした。
現在、会社は閑古鳥が鳴いており、ハイ子は自己都合退職でしたが、その後、会社都合退職、いわゆる解雇という形でほとんどの社員が会社を去りました。
結果会社は、複数人もの「退職金」を支払わなくてはならなくなりました。
しかし、そんなことができる台所事情ではありません。
コロナ前であれば、ぎりぎりできたようですが、その後、コロナ禍にはいり、まさかの3年目。
どんどん仕事がなくなり、会社の資力が無くなってしまったようです。
労基に相談もしました。
いわゆる「退職金未払い」は、会社としては債務になります。
「債務不履行」として、労基に訴え、「監督官」も動いてくれました。
しかし…。
結論としては「無いものはない」「払えないものは払えない」のです。
「労働者健康安全機構」というところで、退職金立て替え払いをしてもらえるという情報もYouTubeで知りました。
しかし、その建て替えにも条件があり、会社が破産・倒産してしまい、退職金を支払えなくなったという事実が明確であること。
さらに請求の期限もあり、退職してから半年以内になります。
12月末で退職したハイ子は、6月末がその期限になるのです。
つまり、7月以降、会社が倒産した場合は「労働者健康安全機構」に対し、退職金立て替え払いは、もう請求できないのです。
すでに半分諦めモードでしたが、昨日、労基の監督官から電話がかかってきました。
最近会社に直接足を運び、会社の状況を社長に直接聞いてくれたそうです。
結果として、
①会社は存続しているし、退職金は、意図的な未払いではなく、本当に払える資力がないということが分かった。
②ハイ子さんが望んでいる「退職金一括払い」については、やりたくてもできない状況であり、故意ではないようです
…と。
ハイ子としても、それは重々承知していました。
会社から一括で払ってもらえるとは思っていません。
むしろ公的な機関から「退職金立て替え払い」してもらえればいいかな…そのためには会社が6月中に「倒産」してくれたらいいな…と思っていました。
しかし、会社は「倒産」する意志はないようです。
なんとか58回払いで、ちまちま退職金を支払いながら、V字回復の時を狙い、会社を残す方向らしいのです…。
これ以上は、なすすべ無しです。
個人的には、労基の監督官が折りを見て、会社に足を運び、状況を把握してもらえたら、それなりの「抑止力」というか、「見ていますよ、私は」という意思表示になるのかな…とおもっていたので、監督官の方が会社に行ってくれたのは本当にありがたいなと感じています。
しかし、そんなに監督官も暇じゃないですよね。
このご時世、ハイ子のような境遇にある人はいっぱいるでしょうし。
退職金はおろか、賃金すらまともに支払ってもらえない人もいるでしょう。
下を見たらきりがないですし、上を見てもきりがないです。
それは個々の考え方ひとつですし、個々が向き合うべき問題なので、軽重は無いと思います。
もとい、監督官からは、やるべきことはやった。
これ以上、労基としてできることは無いとのことでした。
いったんこれにてケースクローズとし、たとえば58回払いの遅滞が生じるようなことがあれば、連絡をくださいと言われました。
ここは食い下がっても仕方がないですね。
とりあえず、ハイ子としても「やるべきことはやった」と考えています。
そんなことがあったからでしょうか?夕べ夢に、元会社の上司が出てきました。
コロナ禍前は、面倒見がよく、頭もきれ、それなりにプライベートでも交流があった人でした。
しかし、コロナで全てが変わりました。
考えても仕方ないけれど、その人は役員だったこともあり、保身というか、会社という入れ物の存続に必死で、中身の社員を顧みない人になってしまった気がします。
去った人間なので、なんとでも言えますが…。
ハイ子は債権者となった以上、会社にはしっかり債務を果たしてほしいと思います。
おしまい
もし、会社が倒産したことで、退職金および賃金未払いなどの問題を抱えているかたは、ご参考になさってください。
参考URL >>
労働者健康安全機構 未払賃金の立替払事業

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