47歳の独女が、迷走の日々を綴っています。

アラフィフ独女~図書館で遭遇した「ばかやろう」おじさん、消化のための考察

日々の雑考・できごと
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どうも、ハイ子です。

しょっぱなから口汚くてすみません。

現在「節電対策」として、公共施設の図書館を使い倒している無職のハイ子。

そこで出会った「ばかやろう」おじさんについて、語らせてください。

ちなみに、ハイ子が「ばかやろう」と言われたわけではないのです。

その図書館は比較的人気が高く、またコロナで座席の間隔をあけているため、通常の50%しかキャパがありません。

そんな理由からか、公平を期すために、閲覧席の利用は2時間制となっています。

この2時間制、混んでいるときならばうまく機能するのですが、たまにガラガラだったりすると「意味あるのかな…」と感じることもあります。

ちなみに、利用の流れは以下です。

①受付カウンターで閲覧席の利用を申し出る

②座席表から、空いている座席をえらび、その座席番号が書かれたプレートを渡される

③そのプレートに、図書館職員が終了時刻(2時間後)を書いた付箋を貼ってくれる

④終了する際はそのプレートを受付に返す

→この時点で、空席があればさらに2時間の延長が可能、職員に終了時刻を上書きしてもらう

という流れです。

座席がガラガラなときは、いちいち2時間経過して「延長を希望します」と言いに行くのも面倒だし、さらに言えば、冒頭で受付するもの面倒です。

しかし、混み合うタイミングなんて誰にも予測できないし、公共施設であるからこそ、平等に気持ちよく地域の皆さんに利用してもらうために、考え出されたシステムだと思うのです。

土日は混み合うので、そういったシーンでは必要なシステムだと思います。


そんな中、事件は起きました。(大袈裟)

粛々と勉強を始めて、そろそろ2時間経つな…延長しようかな…とハイ子が思いはじめたそのときです。

たまたま、後ろの席の利用者が帰りました。

するとそこに入れ違いで新聞を持ったおじさんが座ったのです。

(あれ?ずいぶんと間髪いれずに座ったっぽいけど、受付済ませたのかな?)

と、ハイ子は思いました。

ハイ子の背中に目が付いているわけではないのですが、新聞紙をガサガサをめくる音が、やけに耳障りだったので、気になったというのもあります。

すると案の定、図書館職員がやってきて、おじさんに声をかけました。

職員さん「お客様、受付は済まされましたか?」

すると、おじさんはイラついたようにこう切り返しました。

じじい「は?俺は新聞をちゃっちゃと読みてぇの、席が空いてるんだからいいじゃねぇか!」

静かな午後の閲覧室に、不釣り合いなおじさんのべらんめえ口調が響き渡ります。

そして、さらに余計な一言を発しました。

じじい「この、ばかやろうが!」

ハイ子のすぐ後ろでのやり取りだったこともあり、丸聞こえです。

すると職員のひとは、黙って席を離れていきました。

おそらくこのおじさんは、そのまま「放置」が決定されたようです。

話が通じないなら、仕方ないですよね。

しかも、公共施設なので「出禁」にするわけにはいきません。

こういうじじいに限って、二言目には「なんだと!こちとら税金はらってるんだぞ!」と、カスハラまがいのことを常套句としているのです。

その後もじじいは、新聞を豪快にめくっていました。

ハイ子はなんとなく、ムカムカしてきて、ちょうど2時間経ったので、退席することにしました。

たまたま座席に余裕があったから、その傍若無人もまかり通ったのでしょうが、満席で空席待ちの人がいたらどうなっていたのでしょうか…。

じじいが座った瞬間はほかに空席があったからよかったものの、混んでしまった時を想定してのシステムです。

しかし、そんなこと、理路整然と説明したところで、理解してくれないだろうし、「ばかやろう」が飛び出している時点で、まともじゃないですね。

ちなみに理性をつかさどる「前頭葉」の発達のピークは20代とされており、そこから徐々に衰えていくそうです。

60歳の人の前頭葉は12歳と同じぐらいなんだとか。

そこからさらに下降線をたどるとなると、ハイ子がであったじじいは、小3ぐらいの前頭葉かもしれません。

まさに理性は「うん○、ち○ち○」とコロコロコミックを愛読している小学生と一緒なわけです。(子供がいないので、かなり偏った小3男児のイメージですみません)

もちろん60歳をすぎた男性すべてが、小3の脳みそなのかといったら、当然ですが、そうではありません。

その衰えを補って有り余りあまるだけの「経験値」という強みがあります。

その残念なじじいは、その「経験」を積み重ねることができなかったんでしょうね。

キレるじじいは、衰えによる「理性の欠如」と薄っぺらい人生を歩んできた「経験値の欠如」の結果かもしれません。

ちなみに、女性は家事をこなすため、前頭葉の衰えが男性ほど顕著ではないようです。

そんなことから、ハイ子がたどり着いた、ばかやろうおじさんのイメージ像ですが「現役自体は仕事を適当にこなし、うすっぺらい経験しか積まず、家事は奥さんに丸投げ、定年退職後は家庭内別居状態、日中は居場所が図書館にしかない、さびしい偏屈じじい」です。

どうでしょうか?(どうって?)

それはさておき、図書館職員のお仕事って大変ですよね。

ハイ子は何を隠そう、かつて派遣社員として「図書館」で働こうかな…と思った時期がありました。

実際面接もしたのですが、面接官の、

「図書館にはいろいろな利用者がいらっしゃいます。クレームもあります。無理難題も言われることがあります。対応できますか?」

という食い気味の質問に、ふと我に返った記憶があります。

その瞬間、ハイ子は「無いな…」と思ってしまいました。

面接の終盤で、シフトも派遣先の図書館も、自分の希望するところじゃないと「ちょっと無理です…」と希望を押し通したら「不採用」でした。

結果オーライだったと思っています。

とはいえ、「お前バカか!」とか「ばかやろう!」は前職でもお客様から言われたことはあります。


入社1年目で言われたときは泣きそうになりました(いや、泣きました)

しかし、30歳を過ぎたら、心が摩耗されてしまいました。

良くない傾向ですね。


日々の機微を楽しめる、そして自分と同じぐらい周りの人にも気を遣える、そんなおばあちゃんになりたいものです。

おしまい

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