47歳の独女が、迷走の日々を綴っています。

ポスティングの思い出

日々の雑考・できごと
Photo by Kristina Tripkovic on Unsplash
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こんにちは。
今日は休日返上でポスティングをしてきました。

まさか会社のチラシをポスティングする日が来るとは思いませんでした。
まあ、業界的に厳しい状況なので、背に腹は代えられません。

たかだか50枚なので秒で終わりましたが。

そして、かつて個人経営の中華料理屋でホールのバイトをしていた時のことを思い出しましたよ。

大学2年の時、翌年から北京への留学を希望していたハイコは、その費用を捻出するために近所の中華料理屋でバイトをしていました。
17時半から23時という勤務時間だったのですが19時までは大抵暇でした。
団体の予約がない限り、お仕事帰りにフラッと夕ご飯を食べにくるお客さんのコアタイムは19時から21時ぐらい、たまに飲み会があると22時とか23時まで込み合うのですが、その一方で17時~19時はそれほどお客さんは入りません。

ということで、暇な時間は掃除をしたり、あとはぼんやり壁を眺めていたりしたのですが、個人経営あるあるで、暇にしているとだんだんとホール以外の仕事も頼まれるようになりました。

一番困ったのはオーナーママさんの娘(4歳ぐらい?)を自宅まで送り届けるという仕事でした。
保育園からママさんがお店に連れ帰ってきて、そこから徒歩5分程度の自宅にママさんの代わりにハイコが連れて帰るのです。

お店を出るときは、お散歩の感覚なのでしょう…ハイコと手をつないでニコニコしている娘さんも、お家に近づくと、どうやら一人でお留守番をするということを悟るのか、泣くわわめくわの大騒ぎ。
お母さんと一緒にいたい!!というのです。

若干4歳にしてお家で一人留守番もなかなかハードだと思うし、ママと一緒に居たいという娘さんの心中を考えると、流されやすいハイコは置いて帰れず、結局また娘さんと手をつないでお店に戻るという…案の定𠮟られます。
でも、ハイコはその辺鋼の心をもっているので、めげずに何度か続けていたら、ママさんも諦めたのか、結局ハイコに依頼してくることは無くなりました。

ラッキー!

で、次に依頼されたのが、そう「ポスティング」です。
お店のチラシを結構な枚数渡されて、確か300枚とか?とにかく無くなるまで帰ってくるなというミッションでした。
一人でふらふらと暗くなった冬の裏路地とかで、ポスティングするのはかなり切ないものがありましたね…。
チラシはいらんかね~と心はマッチ売りの少女ですよ。

自宅から近所というのもあって、思春期?でしたし、うっかりかつての同級生に遭遇しないかというプレッシャーもありました。

そんなわけでとっとと終われと言わんばかりに、大型のマンションを狙って、とにかく人が住んでなさそうでも手あたり次第ポストに突っ込んでましたよ。

そんな時に住人の方と鉢合わせすると、やっぱり気まずいですね。

今ハイコが住んでいるマンションも、ポスティングの方と鉢合わせすることがあるのですが、その際はかならず声をかけるようにしています。

「こんにちは」と。
そこで返事がある人は、アルバイト頑張ってねとおもうし、反応がない人は「おい勝手にポストにチラシいれるんじゃないよ」と、思っちゃいます。

やはり挨拶は大事ですね。

今日のポスティングでは、幸か不幸か誰にも会いませんでした。

おわり